神奈川県立体育センター主催アスリートサポート講座

神奈川県立体育センター主催アスリートサポート講座

甲谷です。

 

9月22日(土)に神奈川県立体育センター主催アスリートサポート講座で講師を担当しました。

 

今回の講座のテーマは「スポーツ選手の為のコアトレーニング」です。

 

今回の講座は50分の講義、実技三部(50分、75分、75分)でした。 現在コーチさせて頂いている全日本女子バレーボールチームで実際に行っているエクササイズを紹介させて頂きました。

 

講義は以下の様に進めました。

 

<スポーツ選手に必要な能力要素>

最大スピードと最大筋力を掛け合わしパワーが生まれ、それにより高い、強い、速いジャンプ、スパイク力、そして横への強く速い敏捷性が生まれます。

またラリーが続いた時のパワー持久、全ての土台の一つでもあるコアスタビリティーが必要になる。

 

<3つのキーワード>

①      ピラーコア

②      爆発的トリプルエクステンション

③      3D、ヒップローテーション

以上を連携して使いながらスポーツ選手はプレーをする。この事からもコアはアスリートにとって必要不可欠な要素の一つである。

 

<コアについて>

1.       定義

2.       コアシステム

(ア)  ローカル筋

(イ)  グローバル筋

3.       メカニズム

(ア)  胸膜スタビリゼーション

(イ)  腹内圧

4.       減速—加速の法則

5.       コアを強化方法

(ア)  ドローイン

(イ)  ブレーシング

6.       正しい姿勢

7.       姿勢の欠陥

(ア)  Upper Crossed Syndrome

(イ)  Lower Crossed Syndrome

8.       修正

(ア)  Crossed Syndromeによって硬くなった筋を緩める(ソフトボール、フォームローラ等)

(イ)  スタティックストレッチ

9.       強化の段階

(ア)  スタビリティー

(イ)  ストレングス

(ウ)  パワー

10.    プラスα

(ア)  最終的に高重量をコアを使って扱う事が大切

(イ)  ウエイトベルト、コルセットの使用は適切なコアの使い方を覚える事が出来ない。

(ウ)  全日本女子バレーボールチームの選手はストレングストレーニングでベルト、コルセットを使用して行わない。

 

11.    選手のパフォーマンスをアップさせる為には

(ア)  スタビリティートレーニングのみでは不十分

(イ)  3つのキーワードを向上させるストレングス&コンディショニングトレーニングが必要

 

12.    全日本女子バレーボールチームでは

(ア)  強いコアを使って最終的にクリーン、スナッチ、セミリフトのスキルと挙上重量の向上を目的にストレングトレーニングをプログラミングし、爆発的ストレングスの向上を目指している。

 

以上の流れでお話をさせて頂きました。

 

また実技ではコアスタビリティーの強化の3段階別にエクササイズをご紹介させて頂きました。

 

受講者の方には中学生も居り非常に熱心に受講されていた事には大変驚きました。

 

長時間最後まで受講して下さり本当に有難うございました。.

2012年09月24日